MUSES72323 電子ボリューム Nutubeヘッドホンアンプ 「DGEHPA-001」
- 物販商品(自宅から発送)¥ 45,000
JRC製の最新ハイエンド電子ボリュームIC「MUSES72323」を使った、Nutubeヘッドホンアンプ 「DGEHPA-001」 です。 現在、ケース色(ブラック/シルバー)、ノブ色(ブラック/シルバー/ゴールド)お好きにお選びいただけます。 現在、オペアンプMUSES05は品切れです。MUSES03は在庫あり(残り1セット)、おすすめです。 試聴をご希望の方はTwitter @type_g までDMください。 低床オペアンプ変換基板は、ICソケットの入手困難が継続しているためオプションとさせていただきます。お手持ちのシングルオペアンプをDGEHPA-001で使いたい方は、下記「オプション」に記載されているBOOSTによる増額をお願いいたします。
!!注意事項!!
1. 本ヘッドホンアンプ使用に際してのいかなる問題、損害については当方は一切責任を負えませんのでご了承いただける方のみご購入をご検討ください。 2. 本機には、エネルギー密度394Wh/Lのリチウムイオンバッテリ(リチウムポリマーバッテリ)が内蔵されています。エネルギー密度400Wh/L以下のバッテリはPSE認証取得不要ですが、状況を理解できる方のみご購入をご検討ください。 一方、過充電に対する保護回路は2重で搭載されておりますが、充電したままで放置することは避けてください。 3. 使用中、充電中に異常な発熱をした場合は使用を中止し、周囲に燃え広がらない状況を確保してください。 4. 使用するオペアンプの状態によってはDC電圧が出力し、イヤホンを損傷する可能性があります。またオペアンプ甘挿し、逆挿し、ピン折れなどによってもDC電圧が出力する可能性があるので、十分に確認の上、お楽しみください。 5. ケース加工には卓上CNCを使用しております。加工には細心の注意を払って実施しておりますが、あくまで個人レベルの加工品質であることをご了承ください。 6. Nutubeのぞき窓に取り付けられているアクリルは、アルミケースに両面テープで貼り付けられているため、外部から強く押さえると両面テープがはがれて外れてしまいます。アクリルが外れた場合はケースを分解して両面テープなどで貼り付け直してください。 7. Nutubeの特性上、5cm以内にあるスマートフォンからの各種電波によって可聴ノイズ(プププ、チリチリ、ブーなど)が聞こえることがあります。
背景
小型真空管 Korg製「Nutube」を使ったヘッドホンアンプをこれまでいくつか試作、製作してきましたが、 ・ホワイトノイズが大きい ・ボリュームを下げたときのギャングエラー、ガリノイズが気になる ・L/Rチャネルセパレーションが悪い という課題に直面しました。 この課題を改善すべく、JRC製の2020年リリース最新電子ボリュームIC「MUSES72323」や、高品質な電子部品を惜しみなく使ったヘッドホンアンプ 「DGEHPA-001」を開発しました。
特徴
最新のJRC製電子ボリュームIC「MUSES72323」を採用し、オペアンプとの組み合わせで周辺部品(抵抗・コンデンサなどの受動部品)を極力排除することで、低ノイズ、音質劣化を極限まで低減した出力回路としました。また、オペアンプをお手持ちの物と交換していただくことで、音質の違いも手に取るように認識していただくことができます。ボリューム1ノッチ目からノイズやギャングエラーの無い音をお楽しみいただけます。 Nutubeと基板を物理的にフローティングさせることで、振動時に発生する「マイクロフォニックノイズ=キーン音」を低減しています。また、アノード電圧回路(20V)を見直すことで、従来のNutubeアンプでは取りきれなかったホワイトノイズを極限まで減らすことに成功しました。 タカチ電機工業製の汎用ケースを卓上CNCで専用加工しました。余計なロゴなどは無く、シンプルなデザインとしました。Nutubeが光っている様子をアクリル窓から眺めることができます。 コンパクトで一般的なDAPとのスタックが容易なサイズです。 ロータリーエンコーダ1つのみのシンプルな操作です。つまみ長押しで電源ON/OFF、左右に回してボリューム調整(100ステップ)。ボリューム位置はつまみに内蔵されたフルカラーLEDの色で視覚的に認識することができるので、意図せぬ大音量から耳やイヤホンを守ることができます。また、ダブルクリックでキーロックが可能なので、カバンの中で電源ONとなってしまいバッテリが消費されてしまう、ということも防げます。 2000mAhリチウムイオン電池を内蔵し約10時間の連続再生が可能、市販されているDAPと同等の再生時間を実現しました。背面のUSB-Cから充電が可能(充電時間約3時間) 電源ON中につまみ1クリックしたときのLEDの色でおおよそのバッテリ残量を確認できます。 Mute回路による電源ON/OFF時のボツ音、POP音を低減しました。イヤホンさしっぱなしで電源ON/OFFが可能です。Mute回路にはメカリレーを使い、音質の劣化を抑えています。(電源ON/OFF時には本体よりメカリレーが動作する「カチッ」という音がします)
使い方
「IN」端子に音声信号を入力してください。適切な入力レベルは1V RMS前後ですが入力レベルによって音質(ひずみ量)が変化するので都度、お好みの入力レベルに調整してください。(入力レベルの違いによる音質の変化もお楽しみください) 「OUT」端子にイヤホン、ヘッドホンを接続してください。オペアンプによりますが、低インピーダンスのイヤホンを接続する場合は、出力電流が高いオペアンプが適しています。(例:MUSES03 250mA)ボリュームMaxで10Vpp以上出力可能で、高インピーダンスなヘッドホンなども駆動できます。(ただしオペアンプによります) 電源ON/OFF:つまみ2秒長押し。 ボリューム:つまみを左右に回す。1ノッチ0.5~2dB変化、最大+6dB。 バッテリ残量確認:電源ON状態でつまみ短押し。LEDの色で6段階のおおよその残量を示します。(Max青~Mid黄~Min赤) バッテリゼロでのオートOFF:電源ON状態でバッテリが下限になった場合、5秒間赤LEDが早点滅し電源がOFFします。 キーロック:電源ON/OFF中につまみを素早く2度押し。キーロックで黄点灯、解除で青点灯。キーロック中に操作すると黄点滅。 充電は背面のUSB Type-Cコネクタから行います。充電電流は5V 1000mAです。充電時間は最大3時間。充電中はUSBコネクタ下の赤LEDが点灯し、充電完了で消灯します。
ノイズについて
Nutube搭載ヘッドホンアンプとしては比較的、低ノイズではありますが、使用するイヤホンによってはホワイトノイズ・ヒスノイズ(サー音)やハムノイズ(ブーン音)が気になる場合があります。特にBA(バランスドアーマチュア)タイプの高感度イヤホンではゼロボリュームから聞こえる場合があります。 当アンプは、MUSES72323電子ボリュームICとオペアンプの組み合わせによるシンプルなオーディオ出力回路によって、オペアンプそのものの特性をストレートに感じていただくことを目的として、極力オーディオ出力ライン上に余計な素子・部品を搭載しない設計となっております。ノイズに効果的で通常搭載されるシリーズ抵抗やカップリングコンデンサも搭載しておりません。 音楽を邪魔するほどのノイズではありませんが、無音時のノイズがどうしても気になる場合は、市販品の3.5mmオーディオアッテネータの利用をお願いします。
標準付属品
1. 本体(アヤメノブ付き) 2. 簡易DC漏れチェッカー DGECHK-001 3. 6角ネジ 2個(飾りナットが不要な場合の交換用) 4. 周波数特性 計測データ
標準構成
1. オペアンプ:MUSES8920 2. 位相補償コンデンサ:ディップマイカコンデンサ10pF(2つで600円の音響用高級コンデンサ) 3. 入力制限抵抗:タクマン社製音響用 RAY 47kΩ 4. アヤメブラックノブ(畑精密工業 特注品)
オプション(BOOST増額で対応いたします)
下記オプションをご希望の方は、金額上乗せ機能「BOOST」にて増額をお願いします。 1. 1回路→2回路オペアンプ低床変換基板:+1200円 3. オペアンプ追加 MUSES03(オペアンプ低床変換基板付き):+6200円 4. オペアンプ追加 THS4631:+3500円 5. オペアンプ追加 OPA828:+3000円 6. 位相補償コンデンサ 双信SEコンデンサへ変更 10~20pF +6000円 (容量値は在庫によります。すでに生産終了している希少・超高級音響コンデンサです。近い将来、この世から消えてなくなります) 7. 抵抗 Vishay社製 VAR 62kΩ変更 +7000円(円安のため値上げ) 8. 参考 - 回路図:+1000円 9. 参考 - PICマイコンソースコード+状態遷移図(メールにて送付):+3000円 MUSES05は品切れ、納期未定です。 2. オペアンプ追加 MUSES05:+7500円
発送
宅急便コンパクトで発送いたします。送料全国一律500円